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CBT試験とは?意味やIBTとの違い・メリット・受け方を全解説

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この記事のポイント

CBT試験はコンピューターを使い会場と日時を選んで受験できる方式で、ITパスポート試験や英検S-CBTなど幅広い資格で採用されている。受験機会の増加や運営効率化が利点だが、パソコン操作への不慣れや通信トラブルには注意が必要である。

CBT試験とは?意味やIBTとの違い・メリット・受け方を全解説

「受験案内にCBT試験と書かれているが、普通の試験と何が違うのか分からない。パソコンの操作に不慣れで、当日ちゃんと受験できるか不安」

こうした疑問に答えます。

本記事の内容

  • CBT試験の意味とIBT・PBTとの違い
  • 受験者と主催者それぞれのメリット・デメリット
  • 受験当日の流れと対応している主な資格

CBT試験は、全国のテストセンターで日時を選んで受験できる、コンピューターを使った試験方式です。資格試験や検定試験を中心に採用が広がっています。

意味や仕組み、メリット・デメリット、受験当日の流れを押さえておけば、初めてのCBT試験でも落ち着いて臨めます。最後まで読み進め、受験準備に役立ててください。

CBT試験とは

CBT試験とは、紙と鉛筆ではなくコンピューターを使って受験する試験方式です。テストセンターに設置されたパソコンで問題に解答する仕組みで、資格試験や検定試験を中心に採用が広がっています。

CBT試験の意味と定義

CBTはComputer Based Testingの略称で、日本語では「コンピューター使用型試験」と訳されます。ICT活用教育の進展を背景に、従来の紙の答案用紙に記入する試験に代わり、画面上に表示された問題を選択したり入力したりして解答する点が特徴です。

試験問題をシステム上で管理できるため、決まった試験日に集合して一斉に実施する必要がありません。全国のテストセンターに用意されたパソコンを使い、受験者が都合のよい日時を選んで受験できる仕組みが多くの試験で採用されており、オンライン授業ツールなどのデジタル学習の普及とともに、デジタルを活用した評価手段として定着しつつあります。

IBT試験との違い

IBTはInternet Based Testingの略称で、インターネット経由で受験する試験方式です。CBTと同じくパソコンを使いますが、決められたテストセンターに行かず、自宅や職場からでも受験できる点が異なります。

項目CBTIBT
受験場所指定されたテストセンター自宅や職場など任意の場所
使用機器テストセンターのパソコン自分のパソコンやタブレット
本人確認・監督会場スタッフが対応オンライン監視ツールなどで対応

会場の設備で受験するCBTは通信環境やなりすましのリスクが低く、資格の公的な信頼性が重視される試験で選ばれやすい傾向があります。

PBT(筆記試験)との違い

PBTはPaper Based Testingの略称で、紙の答案用紙とマークシートを使う従来型の試験方式です。多くの受験者が同じ会場に集まり、同じ日時に一斉に試験を受ける形式が一般的です。

CBT試験とPBT試験の主な違いは次のとおりです。

  • 試験日程:PBTは年数回の決まった日程のみだが、CBTは通年で複数の日程から選べる場合が多い
  • 出題方法:PBTは印刷した紙の問題冊子を使うが、CBTは画面表示のため出題内容を柔軟に変更しやすい
  • 結果通知:PBTは採点や集計に時間がかかりやすいが、CBTはその場で採点結果を確認できる試験もある

紙に慣れた受験者にとってはPBTのほうが取り組みやすい面もありますが、日程の柔軟性や結果通知の速さを重視する試験ではCBTへの移行が進んでいます。

CBT試験のメリット

CBT試験には、受験者・主催者の双方にとって多くのメリットがあります。柔軟な受験環境と効率的な運営体制を両立できる点が、CBT試験が広がっている理由です。

受験者にとってのメリット

CBT試験は、受験者が自分の都合に合わせて会場や日時を選べる方式です。従来のように試験日が年に数回しかない場合と比べ、受験機会そのものが増える点は大きな利点です。

  • 全国のテストセンターから会場を選択できる
  • 都合のよい日時を選んで申し込みできる
  • 試験終了直後に結果がわかる試験も多く、次の学習にすぐ取り組める

受験のタイミングを自分で調整しやすいため、仕事や学業と両立しながら資格取得を目指す社会人や学生にとって負担が軽くなります。また、日頃から教育タブレットなどでのデジタル学習に慣れている受講者であれば、画面上での試験にもスムーズに対応できます。

試験主催者にとってのメリット

主催者側にとっても、CBT試験は運営負担を大きく減らせる方式です。紙の問題冊子や解答用紙の印刷・配布・回収が不要になり、採点や結果通知にかかる手間も削減できます。

受験者の解答データをシステム上で一元管理できるため、設問ごとの正答率や解答時間を分析し、試験問題の質の改善に役立てることもできます。画面上での操作を伴う出題や、音声・動画を使った出題も可能になり、将来的には教育VRなどの技術を取り入れた空間認識の測定など、紙の試験では実現しにくかった新しい形式の能力測定にも対応できます。こうした柔軟な測定方法は、実践的な課題解決力を測るSTEAM教育の成果確認とも親和性が高いといえます。

災害時でも試験を実施しやすい

CBT試験は、地震や台風などの自然災害が起きた場合でも、比較的柔軟に対応しやすい方式です。特定の会場に受験者が集中するPBT試験と違い、全国の会場から選択できる仕組みのため、一部の地域で会場が閉鎖になっても、他会場での受験や日程変更で対応できる余地があります。

実際に、災害により会場の利用が難しくなった場合は、対象の受験者へ電話やメールで個別に案内し、予約の変更を促す運営が行われています。感染症の流行時にも、会場に人が集中する一斉試験に比べて実施の継続がしやすく、CBT試験が注目される理由のひとつになっています。

CBT試験のデメリットと注意点

CBT試験には多くの利点がある一方で、受験前に理解しておくべき注意点も存在します。事前に把握しておけば、当日になって慌てることを防げます。

パソコン操作に不慣れだと不安を感じやすい

CBT試験はパソコンの画面を見ながらマウスやキーボードを操作して解答する方式です。日頃パソコンを使う機会が少ない受験者にとっては、操作そのものに気を取られ、本来の実力を発揮しにくくなる場合があります。

多くの試験団体は、事前に操作方法を確認できる体験版や練習画面を用意しています。受験前に一度触れておくだけでも、当日の緊張や戸惑いを大きく減らせます。

通信やシステムのトラブルが起こりうる

CBT試験はシステムを介して問題の配信や解答の記録を行うため、通信環境やサーバーの状態によっては、まれに画面がフリーズしたり、動作が不安定になったりすることがあります。

こうしたトラブルが起きた場合は、会場のスタッフに速やかに申し出ることで、時間の延長や再受験などの対応を受けられる運営体制が整えられています。トラブルの発生自体は避けられなくても、対応フローが用意されている点は覚えておくと安心です。

不正行為を完全には防げない

CBT試験は身分証による本人確認や試験官の巡回、会場カメラでの監視など複数の対策を組み合わせていますが、それでも不正行為を完全にゼロにできるわけではありません。実際に、手のひらへの書き込みやスマートフォンの持ち込み、替え玉受験といった不正が報告された例もあります。

ただし、年間100万件を超える実施件数に対し、報告される不正はごくわずかとされています。問題の出題順をランダム化する仕組みなども取り入れられており、不正の難易度を高める工夫が進んでいます。

CBT試験の受け方と対応している主な資格

CBT試験を初めて受験する場合は、申し込みから受験当日までの流れをあらかじめ把握しておくと安心です。ここでは基本的な手順と、CBT方式を採用している主な資格・試験を紹介します。

①:受験会場を予約する

CBT試験を受けるには、まず試験運営サイトで受験者登録を行い、ユーザーIDとパスワードを取得します。登録後にログインし、受験予約のメニューから希望する試験・会場・日時を選択します。

支払いはクレジットカードやコンビニ決済などから選べる場合が多く、決済が完了すると予約が確定します。予約完了メールには会場の地図や、予約変更・キャンセルの期限も記載されているため、必ず内容を確認しておきましょう。

②:当日の持ち物と服装を準備する

CBT試験で必須となる持ち物は、顔写真付きの本人確認書類です。多くの会場では筆記用具やメモ用紙が貸し出されるため、自分で持参する必要はありません。

服装に指定はなく、私服で問題ありません。ただし本人確認の際は、マスクなどを着用している場合に外すよう求められることがあります。試験によっては電卓など固有の持ち物が必要になる場合もあるため、事前に受験する試験の案内ページで確認しておくと安心です。

③:試験本番で受験する

試験当日は、開始時刻の30分から5分前までの間に会場へ到着するのが一般的です。受付で本人確認書類を提示し、ログイン情報が書かれたシートを受け取ってから、指定されたパソコンで受験を開始します。

試験終了後は、そのまま結果が画面に表示される試験と、数日から10日程度でマイページに結果が反映される試験があります。持ち帰る書類の有無や結果確認の方法は試験ごとに異なるため、受付時にもらう案内をよく確認しておきましょう。

CBT方式に対応している主な資格・試験

CBT方式は、IT系の国家資格から語学検定まで幅広い分野で採用されています。

分野主な試験例
IT系国家資格ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験
語学検定英検S-CBT
検定試験漢検CBT、秘書検定CBT試験
電気・工事系資格電験三種、工事担任者資格

応用情報技術者試験や高度試験、情報処理安全確保支援士試験は、2026年度からCBT方式での実施へ移行が予定されており、今後もCBT方式を採用する試験は増えていく見込みです。志望する資格がCBT方式に対応しているかは、事前に試験団体の公式サイトで確認しておきましょう。

まとめ:CBT試験は受験者にも主催者にもメリットが多い新しい受験方式

本記事では、CBT試験の意味やIBT・PBTとの違い、メリットとデメリット、受験当日の流れや対応資格まで解説しました。

本記事のポイント

  • CBT試験はコンピューターを使い会場と日時を選んで受験できる試験方式
  • 受験機会の増加や運営の効率化など受験者・主催者双方にメリットがある
  • 事前に流れと持ち物を把握しておけば初めての受験でも安心して臨める

CBT試験の全体像をつかめれば、パソコン操作への不安や当日の流れへの疑問を解消し、落ち着いて受験準備を進められます。

志望する資格がCBT方式に対応しているか確認し、本記事で紹介した流れを参考に受験の準備を進めてみてください。

CBT試験に関するよくある質問

参考文献

  1. 応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験におけるCBT方式での実施について(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
  2. 試験当日の携行品|英検S-CBT(公益財団法人 日本英語検定協会)
  3. CBTについて(独立行政法人 大学入試センター)

執筆者

Tech With 編集部
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編集部

クロステック(産業×テクノロジー)の専門メディア「Tech With」の公式編集部です。多角的なリサーチと、各バーティカル(建設・農業・金融等)の現場キーマンへの丁寧な取材を通じ、DX推進や先端技術導入の全体像を分かりやすく体系化して皆さまにお届けします。

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